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東京の大手化学メーカー様がご来社 ~ 3年越しのCFRP加工案件、再見積もりのご依頼をいただきました

2025.10.07

営業活動報告

このたび、東京の大手化学メーカー様が、わざわざ岐阜の当社までお越しくださいました。

実は3年前の2022年10月、こちらのメーカー様からCFRP(炭素繊維強化プラスチック)のサンプル抜きのご依頼をいただき、テスト型で支給されたCFRPの打ち抜き加工を行いました。その際、「すごくキレイに抜けているね」とお言葉をいただいたのですが、その後しばらくお取引が途絶えておりました。

そして今回、3年の時を経て、再びお声がけいただきました。「今度岐阜に行く機会があるので、立ち寄りたい」とのことで、東京からわざわざ当社までお越しくださり、色々なお話をさせていただくことができました。技術チーム一同、このご縁の再開を大変嬉しく思っています。

CFRPという素材への挑戦

CFRP(炭素繊維強化プラスチック)は、金属とは異なる特性を持つ素材で、打ち抜き加工には独自のノウハウが必要です。当社では、ステンレス、鉄、アルミ、真鍮、チタンといった金属素材だけでなく、このような非金属素材にも積極的にチャレンジしています。

3年前のテスト加工では、社内で検討を重ね、金型設計の段階から工夫を施すことで、「すごくキレイに抜けている」と評価いただける仕上がりを実現することができました。この経験が、今回の再見積もりにつながったのだと考えています。

今回のご依頼内容

今回ご依頼いただいた案件は、ロット数1万枚という、当社にとって大きな規模のお仕事です。正直に申し上げますと、当社のCFRP加工はまだ量産実績には至っておりません。しかし、3年前のテスト加工で培った技術と、お客様からいただいた信頼を糧に、チーム全員で全力で取り組みたいと考えています。

ご来社いただいた際には、技術的な詳細や生産体制について、率直に意見交換をさせていただきました。お客様と一緒に最適な生産方法を探りながら、この案件を形にしていければと願っています。

3年という時間が持つ意味

「3年前のテスト加工を覚えていてくださった」「東京からわざわざ岐阜の当社まで立ち寄ってくださった」という事実は、私たちにとって何よりの励みです。一度のお取引が、たとえその時は量産に至らなくても、丁寧に真摯に対応することで、何年か後に再びご縁がつながることもある――今回の出来事は、そのことを教えてくれました。

見積もりだけ、テスト加工だけで終わったとしても、そこでの対応が将来につながる可能性がある。だからこそ、どんな案件にも手を抜かず、全力で取り組む姿勢を大切にしたいと改めて感じています。

CFRP加工をお考えの皆様へ

炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は、軽量で高強度という特性から、航空機部品、自動車部品、スポーツ用品など、さまざまな分野で使用されています。金属とは異なる加工特性を持つ素材ですが、当社では金型設計の工夫と、これまで培ってきた打ち抜き技術を応用することで対応しています。

CFRPをはじめとした非金属素材の加工でお困りの方、テスト加工から始めたい方、まずはお気軽にご相談ください。ステンレス、鉄、アルミ、真鍮、チタンといった金属素材から、CFRP、塩ビ、フェライトなどの非金属素材まで、あらゆる素材に対応しています。

板厚0.1mm~8mmまで、単発プレス、順送プレス、トランスファープレス、鍛造、ヘラ絞りと、加工種別・加工方法も幅広く対応可能です。見積もりだけでも喜んでお引き受けします。小口案件も大歓迎です。東京をはじめ遠方の方も、全国対応しておりますのでご安心ください。

一緒に最適な加工方法を探りましょう。お客様の製造パートナーとして、長くお付き合いできれば嬉しいです。

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